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【バスターのバラード】Netflixオリジナル

[ネタバレあります]



小説の短編集のような映画です。
一編の前後に本のページをめくる描写があります。
舞台は全部西部劇です。
とにかく脚本が面白くて悲劇も喜劇も淡々と
美しい画面で進みます。

・一本目

なんとなくこの役にはこの役者さんの顔では
ないような気がしつつ、終始テンポよく敵を倒し
テンポよく死んで笑った。


・二本目

荒野に突如ポツンと立っている銀行という
絵だけでセンスを感じます。
小屋のような見た目に反し中はしっかり
銀行の受付です。
そこに強盗に入った男の不幸の連続。


・三本目

四肢のない男と年配の男。旅芸人。
幕が開いた瞬間のライティングや
男の肌が白く見える化粧がキッチリ舞台演出を
していて美しい。
最後の、川から馬車へ戻ってきた時のおじさんが
すまんなって感じにちょっと笑ってるのが
ゾッとさせてきてすごい。


・四本目

ひたすら美しい自然の中、川添いに旅をし
金塊を探す年配の男。
この短編の中で一番スッキリ良い気分で終われて
おじさん良かったね。
あの山間の美しい自然はCGなんだろうか。


・五本目

二人が夫婦になったらどんな感じかなと
ニヤニヤしてたら。
どうしてそうなった……つらい。


・六本目

あまりよく理解できてないけど
死神と死んだ人たちってことかな。
喋り担当の死神さんのくるくる変わる
舞台ちっくな表情が良かった。



面白くて中身がぎゅっと詰まってて
とりあえずどの話も二回見ました。

コーエン兄弟は「ファーゴ」「ノーカントリー」は
見ていて、面白かったんだけど監督のファンに
なるというほどではありませんでした。
でも今回の「バスターのバラード」で
コーエン兄弟の他の作品も見てみたいという
深度に達しました。